スーパーやDIYショップには「防災用品」コーナーがあります。休日などにお出かけの際には、お買い物がてら是非そのコーナーを覗いてみてください。日常でも役立ちそうな新しい防災用品が目に付くはずです。
窓ガラスや棚が割れたり倒れない工夫
身近な防災グッズとしてまず頭に浮かぶのが、ガラス飛散防止フィルムや耐震ポールでしょう。ここでは、それぞれの役割を解説します。
①ガラス飛散防止フィルム
強い粘着性で窓ガラスや食器棚のガラス製扉に貼り付けることで、衝撃により割れても破片が周囲に飛び散らないようにするためのフィルムです。お子さんがいる家庭では、万が一ガラス窓へぶつかることがあっても破片が飛び散りません。透明なので貼ってあるかどうかも外からは分かりにくく、景色を阻むこともありません。紫外線防止効果や断熱効果のある商品もあります。
②耐震ポール(家具転倒防止突っ張り棒)
家具を突っ張り棒の要領で固定することで、地震により棚が倒れて来て下敷きになったり、中の食器や本などが頭や体に落ちてくるのを防ぎます。ネジや釘が不要でサイズ調整ができ、強力に圧着、固定します。材質的にも軽く棚への負担も少ないのも特長です。オフィス用にはL字型のネジ固定タイプが合うかもしれません。
③家具転倒防止マット
洋服タンスや本棚の下に挟み込んで地震の際にも前方へ倒れ込まないようにするものです。棚の前面下側に挟み込むので極めて簡単に装備でき、値段もお手頃なのが魅力です。こうしたちょっとした手配が大きな被害を防ぐことにつながります。
省スペースの保管タンク
災害にともなう断水が発生した場合は、給水車や給水拠点まで、自分で水を確保しに行かなくてはなりません。そんなときに役立つのが省スペースの保管タンクです。
④折り畳み式水タンク
従来はタンクに水を貯めて保管していたため、場所を大きく取っていました。最近は折りたたみ式で、かつ水を入れたとしても省スペース保管できるタイプが出ています。いざという時のために準備しておく用品もけっこう場所を取ってしまい、後回しになりがちですが、省スペースのものなら気軽に用意できますね。
近年、地震や台風で断水になるケースが続いています。配水に電力を使用している場合は、停電になると同時に断水にもなってしまいます。そんな状況下で重宝するのが、非常用衛生品です。
⑤ドライシャンプー、体ふき
ドライシャンプーや体ふきは、水や電気が使えない状況下で、頭皮や身体の清潔を保つために役立ちます。断水や停電が長引くと、夏場は特に耐え難いものです。体を洗えない不快感やストレスの軽減のためにも、ドライシャンプーや体ふきは常備しておきましょう。
ついでの防災が万が一の時に効果を発揮!
今回ご紹介したのは、すべてふだん使っているスーパーで売られている防災グッズです。夕食の買い物のついでにちょっと防災用品コーナーに立ち寄ってみて、気になったものを手に取ってみることが、家庭防災の第一歩!簡単なのに効果は抜群なので、ぜひ防災用品コーナーを除いてみましょう。
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