現代社会において、消火活動や人命救助などの経験を積む機会は限られています。いざというとき素早く的確に動けるよう、ネット学習を通じて事前に知識を習得し、備えを整えませんか?
今回は、インターネットで学べる防災知識をご紹介します。
目次
ネットで学べる!自衛消防訓練
今回ご紹介するのは、東京消防庁が公開している「ネットで自衛消防訓練」です。これは、「いつでも、どこでも、ひとりでも」をコンセプトに作られた新しい自衛消防訓練の方法です。東京消防庁が提供していますが、都民の方でなくても利用できます。
防火対策・震災対策・防災訓練・救急関係などのカテゴリーに分かれており、それぞれに必要な知識が分かりやすくまとめられています。
必見!自衛消防訓練3つをご紹介
ここからは、「ネットで自衛消防訓練」にある電子学習室のコンテンツの内、防災に重要なコンテンツを3つご紹介していきます。
1つ目は消火器の使い方です。火災発生時に役立つ消火器は、多くの人が知っているものの、実際に使う機会は少ないですよね。「ネットで自衛消防訓練」の電子学習室コンテンツなら、動画で使い方を学ぶだけでなく、種類別の使用時のポイントや操作フローチャートを学ぶことができます。
最後には学習テストもあるので、いざという時に消火器を効果的に使用できる知識が身についたかどうか、自分でチェックすることもできますよ。
2つ目は外傷の応急手当です。ここでは主に「包帯(三角巾)による応急手当」と「骨折に対する応急手当」が学べます。
体の部位ごとに応急処置の仕方を動画で確認できるのがうれしいポイントです。一度にすべてを覚えるのは難しいので、いつでも応急手当ができるよう繰り返し学習しましょう。
3つ目は心肺蘇生の方法です。突然人が倒れる場面に遭遇したとき、とっさに動ける人は多くないでしょう。これを機に正しいやり方を学びましょう!
心肺蘇生は、成人・小児、乳児でやり方が異なります。それぞれの方法を動画で学ぶことができます。AEDの取り扱い方法や人工呼吸の実施方法も紹介されています。
BCPの一環として防災訓練をはじめよう
BCP(Business Continuity Plan)の中で、有事に際しての避難訓練や救助訓練を実施することは、重要な備えの一つです。特に災害時は混乱が予想されるため、自分自身や周囲の人々を守るために正しい行動を取ることが求められます。
まずは気軽にアクセスできるインターネットの情報を活用して、正しい知識を学ぶところから始めてみましょう!
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